ハニートーン(セイヨウ種)

ハニートーンは、世界と日本で最初に市販されたマルハナバチとして世界中の生産者の皆様に愛用されています。
基本データ
働き蜂:50匹以上
受粉期間:6-7週間
※環境や管理条件により変化します。
特長
- バイオベスト社では、20年以上にわたるセイヨウオオマルハナバチの飼育の結果、現在までに考えられる最高の系統を選抜してきました。
- 現在は適切な環境下であれば1000卵以上の産卵を行う女王蜂を選抜することに成功しています。
- セイヨウオオマルハナバチは日本では特定外来生物に指定され、使用が規制されています。
- 一方、世界ではさまざまな地域で活用され、トマトの他、昨今のミツバチ減少にともない果樹などの受粉にも積極的に利用されています。
適用病害虫の範囲及び使用方法
【1巣箱あたりの使用面積の目安】
- 大玉トマト:~2,000㎡
- ミニトマト:~1,500㎡
- ナス :~700㎡
- イチゴ :~2,000㎡
上手な使い方
巣箱の設置と温度・湿度管理
- 巣箱周辺の管理温度を、12-30℃になるように管理して下さい。
- 巣箱に直射日光が当たらないように工夫して下さい。
- 巣箱は水平に設置し、地面に直接置いたり、植物より高い位置に設置しないで下さい。
- 複数のハウスでのローテーションは2棟までを推奨します。
- 12℃以下になる場合、毛布などを使用して保温して下さい。(発泡スチロールなどの箱に入れると、巣箱内の通気性が悪化します。)
- ハウス内の温度が26℃以上になる場合は、ベンチレーションシステムを組み立てて巣箱内の換気を促進して下さい。
【ハチの回収】
- 開門状態のまま暗くなってから閉鎖することでハチを回収することができます。
- 回収専用にするとハチは進入後外に出ることができなくなります。
- 回収後、再び開門する場合は再度学習飛行が必要です。
【バイトマークの確認】
- 定期的にバイトマークをチェックして下さい。
- ハウス環境や天候によって順調にバイトマークが付かない場合は、人工授粉などを行って下さい。
【乾燥花粉の与え方】
- 巣箱が到着したら添付の花粉を1袋与えて下さい。
- 天候が悪く、花の状態が悪化したり、ハウス外に巣箱を退避させる場合は、適宜花粉を与えて下さい。
使用上の注意
【巣箱の廃棄】
- 12週間以上経過した巣箱をハウス内に放置しないで下さい。
- 使用後の巣箱は、熱処理などで完全な殺処分の後、地域の規則に従って処分して下さい。
【補充用商品】
- 花粉や糖液が不足した場合にお買い求め下さい。
- 乾燥花粉 2gx10袋
- バイオグルックFG(補充用糖液)600g
安全使用上の注意
【もしハチに刺されたら】
- 当製品のマルハナバチは比較的温厚ですが、乱暴な扱いをしたり、糖液不足の場合には攻撃的になることがあります。刺された場合は、速やかに医師に相談して下さい。
その他
カタログPDFをご参照ください。
■カタログダウンロード