ミッチトップ

ハダニ類の捕食性天敵
基本データ
有 効 成 分:チリカブリダニ、ミヤコカブリダニ
学 名:Phytoseiulus persimilis, Neoseiulus californicus
性 状:淡褐色細粒
その他成分:鉱物質
包 装:250㎖ ポリエチレンボトル
農林水産省登録:第24466号
特長
- ミッチトップは、ハダニ類の捕食性天敵であるミヤコカブリダニおよびチリカブリダニをボトルに封入した製剤です。
- ミヤコカブリダニをスケジュール放飼した際、ハダニの潜在的な発生量が多いと、増加を抑えることができない場合があります。ミッチトップを導入しておけば、ミヤコカブリダニだけでは捕食しきれなかったハダニをチリカブリダニが捕食してくれます。
適用害虫の範囲及び使用方法
作物名 | 適 用 病害虫名 |
使用量 (10a) |
使用時期 | 使用回数 | 使用方法 | チリカブリダニを含む農薬の 総使用回数 | ミヤコカブリダニを含む農薬の 総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
野菜類 (施設栽培) |
ハダニ類 | 250㎖ (チリカブリダニとして400頭 ミヤコカブリダニ として1,600頭) |
発生初期 | ー | 放飼 | ー | ー |
使用上の注意
- 本剤はハダニ類を捕食する天敵チリカブリダニとミヤコカブリダニを含有する製剤です。
- チリカブリダニおよびミヤコカブリダニの生存日数は短いので、入手後他直ちに使用し、使い切って下さい。
- 容器内でチリカブリダニとミヤコカブリダニが偏在している場合があるので、使用の際には容器を横にしてゆっくりと回転させた後、ハダニ類が発生している葉上に容器から少量に分けて放飼して下さい。
- ハダニ類の生息密度が高くなってからの放飼では十分な効果が得られないことがあるので、ハダニ類がまだ低密度で散見された時点で最初の放飼を行って下さい。なお、ハダニ類の発生は均一ではないので、ハダニ類の密度の高い場所へ重点的に放飼することが望ましいです。
- 天敵としてチリカブリダニとミヤコカブリダニが有効な密度を保つため、ハダニ類の発生初期より約1週間間隔で数回放飼することが望ましいです。
- 本剤の使用中は、日中の施設内の平均室温を17~30℃に保つことが望ましいです。
- チリカブリダニとミヤコカブリダニの活動に影響を及ぼす恐れがあるので、本剤の放飼前後の薬剤散布は避けて下さい。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
- 容器、空袋等は圃場などに放置せず、環境に影響の無いよう適切に処理して下さい。
貯蔵上の注意
- 本剤は天敵生物であり、生存日数が短いので、入手後直ちに使用し、保存しないで下さい。