クサトリーナ

幅広い殺草スペクトラムを有し、根まで枯らす
基本データ
有 効 成 分:グリホサートイソプロピルアミン塩… 41.0%
性 状:黄色澄明水溶性液体
その他成分:-
有 効 年 限:5年
包 装:1ℓ×12本
10ℓ× 2本
農林水産省登録:第22663号
農薬の種類 :グリホサートイソプロピルアミン塩液剤
※クサトリーナは株式会社エス・ディー・エス バイオテックの登録商標です。
特長
- 幅広い殺草スペクトラムを有し、根まで枯らします。
- 茎葉部から速やかに雑草組織内に浸透し、植物全体へ移行します。
- 散布後、地面に落ちた成分は速やかに分解されます。
適用雑草と使用方法
作物名 | 適用場所 | 適用雑草名 | 使用時期 | 使用量 | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | グリホサート を含む農薬の 総使用回数 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
薬量 | 希釈水量 | |||||||
かんきつ | - | 一年生雑草 | 収穫7日前 まで (雑草生育期: 草丈30cm 以下) |
250㎖/10a | 100ℓ/10a | 3回以内 | 雑草茎葉散布 | 5回以内 |
りんご なし |
250~500㎖/10a | 50~100ℓ/10a | 3回以内 | |||||
多年生雑草 | 500~1000㎖/10a | |||||||
小麦 | 多年生 イネ科雑草 |
耕起前まで (雑草生育期: 草丈30cm 以下) |
250㎖/10a | 100ℓ/10a | 1回 | |||
キャベツ | 一年生雑草 | 耕起7日前 まで (雑草生育期: 草丈30cm 以下) |
1回 | |||||
たまねぎ | 定植前まで (雑草生育期: 草丈30cm 以下) |
50~100ℓ/10a | 2回以内 | 3回以内 | ||||
樹木等 | 公園 庭園 堤とう 駐車場 道路 運動場 宅地 鉄道 のり面 等 |
一年生雑草 | 雑草生育期 (草丈50cm 以下) |
500㎖/10a | 100ℓ/10a | 3回以内 | 植栽地を 除く 樹木等の 周辺地に 雑草 茎葉散布 |
|
多年生雑草 | 1000㎖/10a | |||||||
ススキ | 生育期 (草丈100cm 以下) |
1000~2000㎖/10a | 25~50ℓ/10a | |||||
スギナ | 生育期 (草丈20cm 程度) |
2000㎖/10a | ||||||
ササ類 | 生育期 (草丈50cm 以下) |
1000~2000㎖/10a | ||||||
林木 | 林地、放置竹林 | 竹類 | 夏~秋期 | 原液 | 5~15㎖/本 | - | 竹稈注入処理 | - |
効果・薬害等の注意
- 本剤はグリホサートを含む農薬であるので、他のグリホサートを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用して下さい。
- 本剤の所定量を所定量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布する。泥などで濁った水は効果を低下させるので用いないで下さい。
- 本剤使用に際しては、展着剤加用の必要はありません。
- 本剤は土壌中で速やかに不活性化するので、雑草発生前処理では効果がないので注意して下さい。
- 本剤は雑草茎葉部から吸収され、植物体内を移行し、特に地下部に移行して植物全体を枯殺するため、散布前に雑草の地上部を刈り払わないで下さい。
- 本剤は効果発現までに2~14日かかるので、誤って再散布しないで下さい。
- ススキ、スギナ、ササ類に対する少量散布の場合は、少量散布ノズルを用いて、雑草の葉面に均一に散布してください。
- 注入処理における注意事項
① モウソウチクに対しては、5㎖/本では効果が劣ることがあるので、所定範囲の多めの薬量を使用することが望ましいです。
② 処理竹から15m以内に発生したたけのこを食用に供さないで下さい。また縄囲いや立て札によりたけのこが採取されないようにして下さい。 - 使用後6時間以内の降雨は効果を低下させることがあるので、天候を見極めてから散布して下さい。
- 農作物や有用植物に薬液が付着すると、激しい薬害が生じるので、かからないように十分注意して下さい。
- 水田への飛散、流入等により水稲に薬害を生じるので、十分注意して下さい。
- 水源池、養殖池等に本剤が飛散・流入しないよう十分に注意して下さい。
- 土壌が流亡したり、くずれたりするおそれのある所では使用しないで下さい。
- 本剤の調製、散布及び保管に際しては、合成樹脂の内層のない鋼鉄製(ステンレスを除く)の容器類は使用しないで下さい
- 本剤散布に用いた器具類は、使用後できるだけ早く水で十分洗っておき、他の用途に使用する場合薬害の原因にならぬよう注意して下さい。
- 散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、容器等は環境に影響を与えない
よう適切に処理して下さい。 - 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
- 使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼して下さい。
- 公園、堤とう等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払って下さい。
- 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管して下さい。
〔保管〕:直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温な場所に密栓して保管して下さい。