緑地関連クビアカツヤカミキリの防除にはバイオリサ<カミキリ>スリムを!
2018年8月28日
皆さんは「クビアカツヤカミキリ」という昆虫をご存知でしょうか。
クビアカツヤカミキリはサクラなどの樹木に多大な被害を与えます。
最近では、テレビや新聞でも少しずつ取り上げられてきましたが、
聞きなれない生物かと思いますので、詳しく説明させていただきます。
1.クビアカツヤカミキリとは?
見た目は、名前の通り
“ 首(正確には前胸背板)の部分が赤く ”
“ ツヤがある ” カミキリムシです。
2018年1月には特定外来生物に指定され、
飼育や販売等が禁止されました。
体長は約2.5~4 cmあり、
実際に見るとなかなかの迫力です…!
(1)生態
・幼虫は木の内部を食い荒らし、「フラス」を出します。
※フラス…フンと木くずが混ざったもの。
・幼虫は樹木内で2~3年過ごし、蛹となります。
・成虫は6月頃に出現し始め、交尾や産卵を行います。
・成虫の寿命は2週間以上と言われています。
・産卵数は多いと1,000個近くにもなり、旺盛な繁殖力を持っています。
(2)日本での被害
・ウメ、モモ、さくらなどのバラ科樹木を好んで食害します。
⇒食害された木は弱り、枯死に至ることもあります。
・現在、以下の1都1府5県で侵入が確認されており、数年で急速に被害が広がっています。
2012年⇒愛知県
2013年⇒埼玉県
2015年⇒群馬県、東京都、大阪府、徳島県
2016年⇒栃木県
(3)防除方法
①ネット巻き
樹幹にネットを巻くことにより、成虫を捕獲します。
②薬剤注入
フラスが発生している穴に薬剤を注入し、幼虫を殺虫します。
③伐倒
クビアカツヤカミキリが寄生した木を伐倒し、焼却処分することで殺虫します。
④バイオリサ<カミキリ>スリム
次の項目でじっくり説明いたします!
2.バイオリサ<カミキリ>スリムとは?
(1)製品特長
・バイオリサの有効成分は、カビの一種(ボーベリア ブロンニアティ)で、カミキリムシ等の昆虫に寄生することにより防除効果を発揮します。
・成虫を防除することにより、次世代の発生を抑制・被害拡大を防止することができます。
(2)メカニズム
バイオリサに触れたカミキリムシは、以下のように感染し、死亡します。
※上図の写真はゴマダラカミキリの感染例です。
(3)使用方法
・さくらの場合は、幹の太さに応じて複数本をホチキス等で繋ぎ合わせてご使用ください。(目安:2~3本)
・ネット巻きとの併用により、より安定した効果が発揮できます。
⇒詳細については商品ページにてご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は、「使用事例」や「効果的な使い方」について、ご紹介したいと思います。
是非、次回もご覧ください!